建設機械の種類と用途について解説!【ミニモク編】
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ミニモクという重機をご存知でしょうか。
正式名称ではなく通称のようなものですが、解体工事に関わっている方ならよくご存知かと思います。
今回の記事では、ミニモクがどんな重機かをご紹介していきます。
■ミニモクとは
ミニモクは、商品名や重機の正式名称ではなく、解体工事業者を中心に建設、解体の現場で呼ばれている通称です。
イメージしやすく表現するなら、ミニ解体機、木造家屋解体機、家屋解体機といったところです。
平屋や2階建ての木造家屋の解体をはじめ、大型の重機が入りにくい狭小地などで活躍できるミニサイズの解体専用重機を指します。

■日本の住宅事情に適している
日本は道が狭い場所が多いうえ、住宅が密接して建っている場所や敷地いっぱいに建築されているケースも少なくありません。
大型の重機を運び入れようとしても入れることができず、敷地にも設置できず、解体が難しいケースが多いです。
そこで、ミニモクが活躍します。
メーカーによって仕様は多少異なりますが、ミニサイズで軽量なうえ、フロント部分が折り畳め、可変脚やゲージ幅が縮小できる仕組みになっており、狭い進入路でもスムーズに搬入することが可能です。
■時代のニーズで活躍の場が広がる
日本は少子高齢化に伴い、地方、都心部問わず、木造の空き家が増加しています。
築年数が経過して老朽化した木造住宅も多く、倒壊リスクを避けるために解体する場合や解体したうえで土地を売るといったケースが増えています。
そうした現場で活躍するのがミニモクです。
解体時に用いる先端のツカミ部分も回転式になっているなど、狭小地でトラックが縦置きしかできないような場合でもスムーズに積み込みが可能です。
腕は2段階ブーム仕様になっているケースが多く、平屋だけでなく2階部分にも届きます。
これまで、狭小地では2階部分を作業員が人力で解体していくといった手間のかかる作業をしていたケースも少なくありません。
ミニモクを入れることができれば、作業効率がアップするのはもちろん、作業員も危険な思いをせず、より安全に解体作業ができます。
■まとめ
ミニモクは、狭小現場に対応できる木造家屋専用のミニ解体機です。
狭い場所にも入り込める仕組みや2階部分にも届く2段階アームなどが装備され、木造家屋解体の作業効率を高めてくれます。