効率の良い作業のために知っておきたい!バケットの種類と使い分けポイント

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効率の良い作業のために知っておきたい!バケットの種類と使い分けポイント

バケットとは、パワーショベルの先端に着けるパーツのことです。
ここでは、バケットの特徴を知るとともに、どのようなシーンに向いているのか使い分けをご紹介します。

■バケットの主要6種類

建機におけるバケットは非常に多岐にわたりますが、中でも次の6種が主要です。

・標準バケット
・幅狭バケット
・幅広バケット
・法面バケット
・スケルトンバケット
・クラムシェルバケット

一般的な掘削に使われるのは0.1㎥クラス、幅は約450mmの標準バケットで、ほかはサイズやデザインが異なります。
多種多様なバケットを上手に使い分けることが、作業の効率化には欠かせません。
次に詳しく、バケットの特徴や使い方を見ていきましょう。

■バケットの特徴と使い分け

各バケットの特徴と使うべきシーンなどを解説します。

・標準バケット

標準バケットは、掘削機に装備されている一般的なタイプです。
柔らかい土や岩石を掘削して運び出す時や土砂の積み上げに使用します。
さらに、用途によって爪先を変えるのも効率アップします。
ポイント爪は固い地盤やコンクリートの小割に良いですし、平爪は土壌作業向きです。
平爪は摩擦が少ないのでダメージも少なく、交換頻度も少なくて済むでしょう。

・幅狭バケットと幅広バケット

幅狭バケットは、標準バケットよりサイズが狭く、側溝や硬い土質の掘削、管工事に向いています。
標準サイズでは入れないような細い部分で活躍しますが、1回ですくえる量は少ないです。
一方で、やや広めの幅広バケットは、柔らかい土質に向いています。
広い面積での掘削に活用すれば、標準タイプで作業するよりもスムーズです。

・法面バケット

底が平らで幅が広い形です。
フラット部分を押し付けて土の法面を整えることができます。
広いバケットには、土砂や石を入れて運べるので便利です。
水平にしか動きませんが、チルト式法面バケットであれば斜めに傾けることも可能で、きれいな法面仕上げが実現します。
標準タイプと法面タイプ兼用のデザインは、アタッチメントを付け替える手間がいりません。

・スケルトンバケット

スケルトンバケットは、底とサイドがメッシュや格子穴です。
この穴から小さな石や砂を振るい落とし、大きな石のみをすくえます。
網目のサイズも用途によって選ぶと良いでしょう。
水底の掘削砕石作業やコンクリート撹拌、土砂の振い分けに適しています。

・クラムシェルバケット

バケットを二枚貝のように向き合わせにした形から、クラムシェルバケットと呼ばれます。
地下の掘削や根切り工事などに使用するタイプです。
大きさは標準や丸型もあり、基礎工事の規模や作業面積によって選択します。

■まとめ

以上、バケットの種類や適切な使い分けについてまとめました。
バケットの選び方を間違えると作業の効率が悪くなるうえに建機のダメージも進みます。
使う側も体力が消耗して大変ですので、適切なバケットを選んで使うようにしましょう。