ご存知ですか?建機カタログの用語【ホイールローダ 機能編】

■ホイールローダの機能を解説

建設機械用のカタログには、油圧ショベル、トラクタ、モーターグレーダーなどの
さまざまな機材が掲載されています。
ホイールローダも、工事現場で欠かせない作業機械の一つです。
今回は、多くの現場で活用されているホイールローダの機能について解説していきます。
ぜひ参考にしてください。

■そもそもホイールローダとは

ホイールローダ(Wheel Loader)は、タイヤドーザーやタイヤショベルとも
呼ばれている作業機械です。
運転席、積込装置、エンジン、油圧制御装置、タイヤで構成されており、
積み込みや運搬作業に優れた機能を搭載しています。

一度にたくさんの土や石をすくって運んだり、移動させたりできることから、
土木工事や建設工事などの現場で重宝されています。ホイールローダが活躍するのは
工事現場に限りません。
除雪作業、林業、農業など、幅広い場で活用されている建機なのです。
災害時の撤去作業でも大活躍しています。

■ホイールローダの機能

ホイールローダの主な機能は以下の通りです。

・四輪駆動

ホイールローダは四輪駆動式です。
足回りに強度の優れたタイヤが付いているため、未舗装の場所でもパンクすることなく走行できます。
機体が前後で分かれた構造となっており、中折れ式の操舵が可能です。
走行の際に、内輪差や外輪差が発生しないという特徴もあります。

・操作

1本レバーは小型~中型、2本レバーは中型~大型ホイールローダに搭載されています。
レバーを操作することで、バケットやリフトアームなどを動かすことができるのです。
走行時の車体揺れを抑えるライドコントロールシステム、エンジン停止時に電動モーターで
ステアリングポンプを作動させるサプリメンタルステアリングなどの機能もあります。

・環境

環境に配慮した機能としては、DPFシステムや低騒音(超低騒音)などがあります。

・安全機能

安全に走行するための機能は、油圧ロック(セーフティーロック)、ROPS(ロップス)、
リアビューカメラ・モニターなどが挙げられます。

■ まとめ

ホイールローダは、大量の土などをすくうことができる建機です。
いろいろな種類が存在しており、搭載機能も機能もさまざまです。
カタログをよくチェックして、必要な機能を搭載したホイールローダを選びましょう。